リスクの小ささで選ぶ
リスクの小ささで選ぶ
リスクの大きさは、初期投資金額に比例することを考えると、建物を建てない土地活用を中心に考えていく必要があります。 平面駐車場や太陽光発電パネルを設置した太陽光発電などが、建物を建てない土地活用に該当します。
トランクルームやバイクボックスなども建物を建てないように思えますが、屋外での設置は建築確認申請が必要ですので、建築物に該当します。 ただ、手続きが面倒なだけで、投資リスクの小さい運用方法です。
広い視点でリスクを考えると、多額の資金で建物を建てる土地活用も、収益性が悪ければ売却してリスクを軽減できそうに思えるかもしれません。 収益物件の買主(投資家)は収益性の高い物件を選びますので、売却できる可能性は低く、リスクの軽減は難しいと言えるでしょう。
リスクは投資だけではない
賃貸経営では戸数の多さが、空室リスク軽減と連動しますから、アパートやマンションで戸数を増やすと、戸建よりも空室リスクは減ります。 その分、投資によるリスクが高くなりますので、リスクを総合的に判断しましょう。
また、土地を貸す貸地では、短期契約ならリスクは小さくても、建物を建てる借主に貸す場合は、借地権により数十年単位の契約になります。 それだけ地代の滞納や相続トラブルの可能性が高まり、転用性も大きく失われてしまいます。
他に、自己使用や売却もありますが、自己使用はリスクが小さいというよりもリスクの回避で、売却は安く売るリスクを伴っても、現金になればリスクが無くなるという、他の土地活用とは違った意味合いを持ちます。